Blog / 01.11.2017

バイオ製品がフィンランドで誕生する理由トップ5

Finpro(フィンプロ)Innovative Bioproducts(イノバティブパイオプロダクト) プログラムダイレクター Pia Qvintus

フィンランドの非常に革新的なバイオエコノミー(バイオ経済)企業は国際的な提携や投資に魅力的な機会を提供しています。フィンランドで多くの革新的なバイオ製品が誕生する理由はどんなところにあるのでしょうか?簡単に5つの主な理由を挙げてみました。

 

1. 世界を先導する森林

セクター

 

フィンランドは国の86%が森林で、ヨーロッパで最も森林に覆われた国です。森は緑の富です。フィンランドは、何世紀にもわたり 森林を収入源としており、そこから技量の強い基盤が生まれました。フィンランドにはバイオエコノミーのすべての価格連鎖が整っています。

 

2. 純粋な北国の自然から高質の原料

 

きれいな空気、土壌、水など純粋なフィンランドの自然が純粋な植物相を生み出します。質の高いバイオマスは木々がゆっくり成長する森で生まれます。植物、とりわけ

ベリーが、森と湖の国、フィンランドで生い茂ります。

 

フィンランドの天然素材は付加価値の高い繊維製品にまさに最適です。さらに、木質系および植物由来の抽出物は有機原料として様々なヘルスケア製品や化粧品に使用することができます。


ありがたいことにフィンランドの最高級の原料は尽きることがありません。フィンランドにおける森林利用は 6,000 万㎥/年で、持続可能で賢明な林業活動の結果, さらに 2,000~2,500 万㎥の余剰があります。

 

3. 増え続ける革新的な中小企業が先導


フィンランドの企業は真に革新的です。2017年の Bloomberg(ブルームバーグ)の

イノベーションインデックスによれば、フィンランドは世界で5番目に革新的な国です。例えば、持続可能なソリューションを提供する以下のような企業をご存じでしょうか?


•    PAPTIC は、石油を原料とするプラスチックを再生可能でリサイクルできる紙の性質とプラスチックの多様性を組み合わせた画期的な木質繊維素材に置き換えました。


•    SULAPAC は、世界で最初に完全に生物分解する高品質のエコパッケージを開発し、Luxe Pack Monaco(リュクス・パック・モナコ)で、「ベスト・グリーンパッケージングソリューション」を受賞しました。


•    Woodio は、木材を作り変え、洗面台のようなものにも使用できるより柔軟な素材を

市場にもたらしました。


•    Arctic Biomaterials は、医学や技術工業の要求の高い分野で応用できる生物分解可能なプラスチックソリューションを提供しています。

 

•    Lumir は、反響音を減らして吸音性を高めるスプレー式の吸音コーティングを開発しました。

 

•    Wall+ は、100%再利用できる軽量で安全な硬い木材のユニークな複合壁パネルを提供しています。

 

•    Spinnova は、完全にリサイクルでき、費用競争力のある繊維糸をマーケットパルプから直接製造しています。プロセスは環境に優しくパルプ繊維を薬品処理する必要がありません。

 

•    Infinited Fiber Company は、綿を多く含む繊維廃棄物を繊維工業で使用できる

新しい繊維に変える加工技術を開発しました。

 

4. トップレベルのリサーチとバイオ産業の円滑な協力

 

バイオマスリサーチや木質繊維の利用を含めた林業の長い歴史の恩恵で、フィンランドにはバイオエコノミー革新の強い慣習があります。フィンランドでは、トップレベルのリサーチ機関と産業界が密接で有益な協力関係を築いています。

 


5. 政府の強力な支援

 

2014年、フィンランド政府は2025年までにバイオエコノミーの価値を約2倍にするというバイオエコノミー戦略を発表しました。この目標を達成するための方法の一つが、

フィンランドのバイオマスから新しく付加価値の高い製品を開発している中小企業を

結びつけることです。

 

現在フィンランドの約20社がイノバティブ・パイオプロダクトプログラムに参加しており、

最高の革新者たちが団結することで相乗効果が生まれていることは明らかです。

 

執筆者について: Pia Qvintus は、現在、政府機関 Finpro(フィンプロ)が管理

プログラム Innovative Bioproducts(イノバティブパイオプロダクト)のプログラム

ダイレクターを務めています。

 

ビデオをご覧ください:

https://youtu.be/a4Lg3QzyQA8